eyewearshop 北斗

あさひかわ新聞

どっちが良かったのかなぁ~!

- 日常

人どおりのない場所で営業して38年目に入った。
お店に来て貰うために日々努力してきた。
お店を持つと言う事は、お客様にお店に来て貰わないと商売にならないからね。
開店当初は一番商店街の人通りがうらやましく思ったものです。
この場所は日曜日など1キロ先まで人がいないなんてザラだった。(笑)
日曜日、平気で店を休むところだった。

それでもtatsuyaくんと二人、二人の家庭がぜいたくな暮らしはできなかったけど何とか暮らしてこれた。
eyewearshop 北斗を支持してくれたお客様のおかげです。
本当に感謝しています。
私は4人の子供を育て、tatsuyaくんは3人の子供を育て終った。
子育てを終わり、人生の終盤を向かえる時期になり。

10年前、
54歳の時にふと自分の人生を振り返ってみると・・・
これが自分のやりたい商売だったのか自分の心に問い合わせた時・・・
「違う」の答えが出た。
開店当初の商人としての夢が、いつの間にか食べて行くためだけの商いになっていた。
お客様と一緒に作り上げて行く店作り、
旭川で100年、200年と続いて行くお店を作りたいと言う夢がいつの間にか薄れていた。
この状態では10年後は店を閉める事になると、その時は漠然と思ったものです。

黙っていてもつぶれるなら、挑戦してつぶれるのも同じと考え55歳で決断しました。
自分を変える事、お店の仕入、考え方・・・すべてを見直した。
いかに自分にたいして甘かったかを痛感しました。

「お客様が居るのではなく、メガネを楽しんで身に着けてくれるお客様作りをして行く。」
そこから初めて10年、メガネを楽しんでもらう種をまき育てやっと土台の一部が出来たかもしれません。

メガネを楽しむお客様、メガネで自分の個性を作りたいお客様・・・
そんなメガネの種を撒き→水をやり、肥料をやり育て→収穫を迎え→
又、種を植える→・・・・・
それの繰り返しが「商い」なんだと言う事を64歳になって初めて実感している。
お客様はいるのではなく、お客様は作るものなんです。
それが商人の役割。
商店街とはそんな考えのお店が一店、又一店と増え続けて賑わいができ日常を忘れて楽しむ空間が出来てきたものです。
楽しいから人が集まる、集まった人が新しい楽しさを作る。
商店街は自然にできたわけじゃない。

商店街がすたれるのは楽しくないから、楽しくないから人は集まらない。
そして淀み荒廃して行く。

あさひかわ新聞

お店や商店街、地域が荒廃するのは大型店のせい、時代のせい、お客様のせいではない。
悪いのは自分であり、自分の店がその時代の現状に合わなくなってるだけなんだ。
どんな素敵なハードを作っても一店一店の魅力、スタッフやオーナーに魅力がなければお客様は来ない。ハードを作るだけ無駄な投資になる。
そこを勘違いするととんでもないことになる。
eyewearshop 北斗も少しでも努力を怠るとお客様から見放される。

3月にイオンさんが駅前に開店されるが、自分の信念を信じてこれからもお客様と一緒に歩む努力をし続けます。
さぁ~今日も元気に頑張ります。
皆様~遊びにいらしてください。メガネを一緒に楽しみましょう。

では又~
^0^~katsundo

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