4年前にお客様と行った鯖江研修旅行。
eyewearshop 北斗にとっても一つの転機点になりました。
tamuさんのメガネ修理イベントに参加してくれたお客様たちから発案があって、
1年がかりで各自旅行代金を積立してもらった。
【アセテート枠のパッド交換】
【チタンロー付け】
修理体験を通して、
メガネ制作の大変さの一部を垣間見て、鯖江の工場での現場を見たくなったらしい。
1年たって・・・・お客様たちの熱も冷めるかと思ったが一人の脱落者もでず・・・・
向かったのが2013年5月でした。
その時の日記は
↓
この時参加してくれたお客様から頂いた感想文が圧巻でした。
【yumiちゃんの鯖江工場見学感想文】
手仕事ニッポン よくTVなどで耳にしていた言葉。
今回始めてこの言葉の意味を実感。
日本に生まれて良かった。デザイナーが作っているブランド眼鏡だからこれくらいの
値段はしかたないよね。
今まであたしはそう思っていた。
そしてその考えは間違っていた。
あたしは大馬鹿者だったんだって事に気づかされた。日本の眼鏡は繊細だ。
ひとつの眼鏡のフレームを作るのに材料の80%は無駄に
なったりする。
驚くほどコスト率が高い!!
作業が細かい!!
手間がかかる!!
技術力が高い!!
細部にまでこだわっている!!
機械は使っていてもほとんどが手仕事だ。鯖江の眼鏡工場の職人さん達はすごい!!
眼鏡の部品はそれぞれ専門の工場で作られていて
ひとつひとつの小さな細かい部品をほとんど手作業で
作っている。
すごい細かい神業ともいえる作業を当たり前のように。
しかも愛情を込めて。この人達がいるからこんな素敵な眼鏡に出会えるんだ。
眼鏡の値段は愛情の値段なんだ。
多くの人達のデザイナーや職人さんたちの眼鏡にかける
愛情の値段。
そう気付かされた。
そう思えば安いくらいだ!!
眼鏡は職人さん達の血と汗の結晶だ。安売り眼鏡のチェーン店が増えている。
低コストで作る為に日本では無く、中国など賃金の安い
国で作られている。
日本の眼鏡工場は仕事が減って大変になっている。
それでも皆がんばっている。
眼鏡で培った技術を駆使して他のものを作ったり。
手探りでも新しいことにチャレンジしながら。跡継ぎの若い職人さん達も多くて驚いた。
そしてうれしかった。
何故か見学する前は勝手に年配の職人さんばかりで
いずれ消えゆく技術と思い込んでいた。
鯖江の眼鏡は大丈夫だ。
老いも若きも愛情いっぱいの職人さん達が大勢いる。
有りがたいことだ。声を大にして叫びたい。
安い眼鏡をかけているあなた!
それで良いのか?
服や靴 鞄にアクセサリー 化粧にヘアスタイル
それだけ気を使っていて何故その眼鏡?
無理に眼鏡に顔をあわせておかしくない?
顔に合わせられない眼鏡なんて!!
毎日かけて顔の一部のはずなのに。そんな奴は鯖江に行け!!
職人さん達の仕事を見れ!!
恥ずかしくて今の眼鏡じゃ歩けないぞ!!自分の眼鏡を愛せますか?
もっと眼鏡を愛しなさい。
愛せる眼鏡を見つけなさい。
眼鏡は愛情のかたちなんだから。以上見学終了後の心の叫びでした。(笑)
【shizuちゃんの鯖江工場感想文】
『鯖江の眼鏡は手作りだよ~。』
とは聞いていたけど 、
どこまで手作りなのか行くまでは検討もつかなかった。
実際に行って見て こんなにも人の手が入っていたのか!
と仰天しました。小さなネジ一つ作るための設定や
デザインを立体にするためにパソコンで画を描いたり
ヤスリがけでコンマ1ミリまでこだわって削っていったり
小さな枠の中にゲル状の七宝を流していったり・・
しかもその工具まで手作り!機械がたくさんあって動いてるとこでも
自分達の使い易いように機械まで作っちゃってたり。。
スゴい。。。ミスが許されない作業ばかりで
ただただ感心するばかり。「わぁ~!」「すごーい!」しか言ってなかったような気がします。
自分がここで働いたら?
と想像すると 3日ともたないような気がしました。何十行程も人の手が加えられ
手間がかかっているから高くて当たり前!
というだけでなく 職人さん達の心まで入っている眼鏡が手元にあるんだな。。
と考えると 10数本ある眼鏡たちが更に愛おしく感じられます。行く先々で
個性の強い社長さん達のお話を聞くのも最高に楽しかった!
もっともっといろんなお話をたくさん聞きたかったなぁ。
次回はお仕事の邪魔にならない程度に
じっくり話を聞いてみたいです。
観光は一切なしの研修、
きっと・・・お客様は興味がわかないと思ってた。
この旅行で・・私の中の常識が覆った。
私の頭の中は・・・・常識や経験にとらわれ、
知らずに頭の柔軟性が欠如していたんだなぁ。
もっと柔軟な思考をしなければいけないと思った旅行でした。
では又~
^o^/~katsundo
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