
西野正美さんの事が脳裏に浮かんだので、
グラフ旭川の原稿に書くことにした。
原稿は2013年1月から書いているので、10年目に突入した。

セルロイドメガネ職人西野正美
昨年亡くなられたセルロイドメガネ職人の西野正美さん。
鯖江河和田地区の工房を息子と訪れたのは、2011年でした。
もう10年前になる。
㈲オプトデュオの斉藤さんに工房まで案内していただきました。
突然の訪問にもかかわらず、柔和な笑顔で迎えてくれた西野さん。
小さな作業場で黙々とメガネの作成工程、
やすり掛けや、座彫り、焼き付け、カシメを
実際にやって見せていただきました。
座彫り=丁番をいれるテンプルのところの先端部を少し削り、そこに暖めた丁番をきちんと押し込む工程。
焼き付け=丁番を電熱器で熱して、熱くなった部品をテンプルにはめ込み、その熱で樹脂が溶けて部品が取れにくくする工程。
かしめ=丁番がきっちり入ったら、今度は固定するための小さい穴を2つ空け、
そこに細いピン状の銀飾りを入れ、テンプルの裏からそのピンを潰して、
丁番が取れないようにする工程を一つ一つ優しく説明してくれたのを懐かしく思います。

西野正美さんのご冥福をお祈りいたします。
作品は少ないですがeyewearshop北斗にありますので、
気になる方はお早めにご来店ください。
今年は鯖江に行きたいなぁ!
では又~
katsundo
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